2024年05月06日 | お身体に関すること, 足の症状に関すること

セーバー病にお困りの方へ

皆さん、こんにちは！
桜木町駅前鍼灸接骨院です。

今回はセーバー病というかかとの痛みを引き起こす疾患について解説をしていきますね。

セーバー病とは

子供の骨は基本的成長の過程で一本のしっかりとした骨になっていきますが、成長期では骨端軟骨(こったんなんこつ)と骨端核(こったんかく)に分かれています。かかとの骨である踵骨(しょうこつ)も例外ではなく骨端軟骨と踵骨骨端核に分かれています。これらはまだ一本の骨になっていないため構造上非常にもろい状態にあります。

そんな構造上弱く、更にアキレス腱や足底腱膜の付着部でもある踵骨骨端部に、過度な運動などで負荷がかかり、そこにアキレス腱の引っぱる力が持続的に加わることで、踵骨に血流障害が起こり、踵骨骨端核の壊死(えし)、または骨軟骨炎を発症するのがこの病気です。
7～10歳の活発な男の子や太めの男の子に多く発症します。
症状としては運動時痛や圧痛(押したときの痛み)が主になります。また歩行時に痛みがある場合には痛みを回避するため「つま先歩き」になるのが特徴です。

セーバー病の治療方法

まずは安静にすることが大切です。過度な運動などにより踵骨骨端核に負担がかかっている状態ですので、安静にしその負担を取り除くことが必要になります。
またインソールやサポーターも効果的とされています。
当院で出来る施術としては、ハイボルトという電気治療があります。ハイボルトは消炎、鎮痛効果があるため痛みや炎症をしっかりと抑えることができます。
痛みや炎症がある程度落ち着いた場合にはアキレス腱のストレッチなどを行っていきます
経過は1～数年と長いことが多いですが、予後(治った後の状態)は一般に良好です。

お子様がかかとの痛みあり、お困りの方はぜひご相談ください！

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