桜木町駅前鍼灸接骨院

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ブログ

2026年10月09日 | お身体に関すること, 手の症状に関すること, 肩の症状に関すること, 首の症状に関すること

胸郭出口症候群とは

こんにちは!
桜木町駅前鍼灸接骨院です!

今回は、”胸郭出口症候群“についてお話しさせていただきます!

胸郭出口症候群とは

首と胸の間にある狭い通路のことを”胸郭出口”といい、その狭い通路の間を上肢の運動や感覚を司る神経や血管が走行しています。
それら神経や血管が何らかの原因により、障害を受けることで痛みや痺れ、動かしにくさなどが現れるものを”胸郭出口症候群“といいます。

初期症状

・腕や手、指の痺れ(特に前腕の小指側から薬指、小指にかけて)
・腕を上げる動作での増悪(吊り革を持つ、髪を洗う、物干し動作など)
・肩や首、背中の痛み
・手の冷感や感覚異常
・腕の疲労感

→進行すると、握力の低下や手の筋肉が萎縮する可能性があります。

タイプ別

胸郭出口症候群は、神経や血管が圧迫、牽引される場所によって3種類に分類されます。

斜角筋症候群

斜角筋は前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の3つに分けられ、そのうち前斜角筋と中斜角筋の間で狭窄されたものをいいます。

肋鎖症候群

第一肋骨と鎖骨の間で狭窄されたものをいいます。

過外転症候群

小胸筋と肩甲骨の間で狭窄されたものをいいます。

原因

上記でもお伝えした通り、胸郭出口症候群は3つの種類に分けられますが、特に多いのが斜角筋によるものです。

前斜角筋と中斜角筋は、頸椎(首の骨)の横から第一肋骨に付着しています。
猫背や巻き肩などの不良姿勢や重たい荷物を持つ、肩周りのハードな筋トレを行う、野球やテニスなど繰り返し腕を上げるなどの行為は、斜角筋の緊張を強めてしまい、狭窄を引き起こしやすくします。

また、先天的に”頸肋(けいろく)“という過剰骨がある場合、鎖骨と第一肋骨の間を狭くし、肋鎖症候群を起こしやすくします。
そのほか、なで肩の方は通常よりも肩甲骨の位置が下がるため肋骨と鎖骨の間が狭くなりやすく、狭窄が起きやすくなります。
なで肩は生まれつきの骨格によるものもありますが、僧帽筋や肩甲挙筋などの肩甲骨を支える筋肉が弱ることで起こるものもあります。

稀に、過去に肩や首の外傷、特に交通事故などでむちうちを経験した場合、筋肉や組織が硬しやすくなり、神経を圧迫することがあります。

鑑別疾患

頸椎椎間板ヘルニア

脊柱でクッションの役割をしている椎間板の一部が何らかの原因により飛び出し、神経に触れることで痛みや手足の痺れ、動かしづらさなどが出るものをいいます。

脊髄腫瘍

脊髄や脊髄を包んでいる膜(硬膜)にできた腫瘍により神経が圧迫されるものをいい、手足の痺れや痛み、動かしづらさが出ます。

予防法

筋トレ

猫背やなで肩を改善する僧帽筋や前鋸筋の筋トレがおすすめです。
ただし、過度な負荷は逆効果となるため無理のない範囲で行いましょう。

(1)水の入ったペットボトルを持ち、仰向けになります。
(2)両腕を胸の前にまっすぐと伸ばし、肩を床から離すように天井の方向にあげます。
(3)膝を伸ばし、肩だけを床からつけたり、離したりを繰り返します。

最初は10回3セットを目安に行いましょう。

ストレッチ

・小胸筋のストレッチ
(1)壁の横に立ち、壁側の肘を90°に曲げて前腕をつけます
(2)肩の位置をキープしたまま、体を反対方向にゆっくりと捻ります。
(3)胸の前が伸びているのを感じながら、20〜30秒程度キープします。

・斜角筋ストレッチ
(1)左手で左の鎖骨を押さえます。
(2)右手で優しく頭を掴み、右側に倒します。
(3)倒した状態をキープしながら、ゆっくりと顔を斜め後ろ(右天井方向)へ向けます。
(4)首の側面から前側にかけて伸びているのを感じながら、20〜30秒程度キープします。

・肩甲骨回し(血流改善)
(1)手を肩に置きます。
(2)肘でなるべく大きな円を描くように回します。
(3)10回ずつ、1日3回を目安に行います。

入浴

体を温めることで血流が改善し、斜角筋や小胸筋の緊張がほぐれるため狭窄を起こしにくくします。
38〜40℃程度のぬるま湯に10〜15分程度浸かると良いでしょう。
入浴は胸郭出口症候群の予防だけでなく、リラックス効果や疲労回復、睡眠の質向上など心身の健康維持にも効果的であるため、毎日浸かることが推奨されています。

最後に

今回は、”胸郭出口症候群”についてお話しさせていただきました!
胸郭出口症候群は、早めに気づき、正しい対処を行えば十分に改善が期待できます。
痛みや痺れなど気になる症状があれば、放っておかず専門医に相談しましょう。

Q&A

Q.胸郭出口症候群はどの年代に多く見られますか?

A.20〜30代の働き盛りの女性に多く見られる傾向にあります。

Q.レントゲンやMRIで分かりますか?

A.レントゲンやMRIで必ずわかるわけではありません。
画像上では異常が出ないことが多く、診察所見(誘発テスト)が重要となります。

Q.完治はしますか?

A.軽度〜中等度なら改善することが多いです。
ただしそのためには、早期的な対処が重要となってくるため気になる症状があれば早めに専門の医療機関に相談しましょう。

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