桜木町駅前鍼灸接骨院

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ブログ

2026年07月13日 | お身体に関すること, 足の症状に関すること

変形性膝関節症について

みなさんこんにちは!
桜木町駅前鍼灸接骨院です!

今回は膝の痛みの原因として多い変形性膝関節症について、病態や治療法についてお話ししていきます!

変形性膝関節症とは

変形性膝関節症とは、膝関節が加齢や過度な負担によってすり減ってしまい痛みや運動制限を引き起こしてしまう疾患です。そのため好発年齢は中高年となっています。また性差でいうと、男性よりも女性の方が発症率は高くなっています。

変形性膝関節症と呼ばれているのは、関節内の炎症や関節組織の変性の結果、末期には骨の変形も引き起こしてしまうからです。

原因

膝関節の滑らかな動きを可能にしている軟骨が、長年の使用や負担が蓄積することですり減ってしまい発症すると言われています。多くの場合、膝関節靱帯半月板が変性したり損傷したりすることが起因となって、膝の安定感の低下や上手く衝撃を吸収することができなくなることで、軟骨が徐々にすり減ってしまいます。

日本人、特に女性はもともとO脚の人が多いと言われています。O脚の場合、常に膝の内側に圧力がかかってしまっているため内側の半月板が変性しやすくなってしまっています。そのため、日本では内側型変形性膝関節症(内側型OA)が多く認められています。

症状

主な症状は膝の痛みと膝に水がたまることです。男女比は1:4で女性に多く見られ、高齢者になるほど罹患率は高くなります。
症状の進行としては、初期症状は立ち上がるときや歩き始めなど動作開始時に痛みを生じ休めば痛みは良くなるというものです。進行していき中期になると、階段の昇り降りが困難になったり正座ができなくなったりしていきます。末期になると安静時も痛くなり、膝の変性が目立つようになってしまい膝をピンと伸ばして歩くことが困難になってしまいます。

治療法

変形性膝関節症に対する治療は大きく2つあり、保存療法と手術療法に分けられます。

保存療法

変形性膝関節症に対する保存療法にはいくつかの種類があるためそれぞれの種類について記載していきます。

生活習慣の改善

変形性膝関節症では膝への負担が原因の一つであるため、負担を減らすことが治療の1つになります。そのため生活習慣を改善して体重を減らすことや、日常動作で膝の負担になる動きをしないよう気をつけることなどが治療に繋がります。正座を良くする方は椅子に座るようにするといった改善を行うと良いでしょう。

運動療法

膝が痛いと運動を控えたり、歩かなくなったりしてしまいがちです。確かに、痛みがあり炎症を起こしているときに無理をすることはかえって症状を悪化させてしまいます。しかし全く動かさない場合、膝を支え守っている筋肉も衰えてしまい炎症が引いて歩き始めてもすぐに痛くなってしまう、悪循環に陥ってしまいます。運動療法による改善の例として、杖がないと歩くことがままならない方が3ヶ月運動療法を行った結果、杖なしで楽に歩くことができるようになったということも報告されています。

具体的な運動内容は専門家に相談しながら行うのが一番良いです。当院でもアドバイス等は行います。
ご自身でされる場合ジャンプやランニングなど膝に強い衝撃のかかる運動は控え、水中ウォーキングなど膝に負担の少ない運動を選択して痛みが出たらすぐに止めるようにしてください。

薬物療法

薬物療法は主に病院や整形外科で行われるものになります。処方されるものは痛みや炎症を抑えるための湿布や軟膏など様々なものがあり、一部は薬局で購入できるものもあります。また飲み薬として、痛みや炎症を抑える非ステロイド性消炎鎮痛薬もあります。

他にも関節内にヒアルロン酸を注射するというものもあります。ヒアルロン酸を注射することで関節の動きを滑らかにし、膝関節にある軟骨の摩耗を防ぐとともに膝の痛みや炎症を抑えることができます。

装具療法

原因のところにも述べたように日本人の特に女性はO脚の方が多い傾向にあり、膝の内側に圧力が強くかかっています。そのため足や靴底に装具を入れることで、体重が膝の内側に強くかからないようにする方法も保存療法の1つになります。
靴底に入れるソールは市販されていますが合わないものを使うと他のところを痛めてしまう原因になりかねません。そのため専門医にしっかりと作ってもらうのが望ましいです。

物理療法

物理療法は超音波や電気刺激などを用いて、痛みや炎症を抑える治療法です。
当院では電気治療や鍼治療、鍼に電気を流す鍼パルス治療があります。

手術療法

手術療法にも主に3種類あります。

関節鏡視下手術(内視鏡)

変形性膝関節症の初期に効果が高く、多くの場合最初に行われる外科的な治療法です。ただ、関節鏡視下手術は軟骨を再生させるわけではないため、変形を遅らせることが主な目的になります。

骨切り術

O脚やX脚による膝の痛みが強い場合や歩行困難になった場合に用いられる手術で、脛骨と呼ばれる骨を切り向きを変えることで痛みの原因となる変形を矯正するものです。切った骨の部分がくっ付くまでに時間がかかるため、入院期間や痛みが取れるまで時間はかかりますが、術後膝がスムーズに曲がり動きに制限が生まれにくいという特徴があります。

人口膝関節置換術

変形性膝関節症によって変形してしまった膝関節を人工関節に置き換える手術です。変形性膝関節症による症状が軽い場合には保存療法を第一選択に行いますが、痛みが強く日常生活に支障をきたしている場合に人工膝関節置換術が検討されます。

手術を選択した方が良いのか、保存療法で良いのか悩まれると思いますので、膝の痛みでお悩みの方はぜひ一度お近くの医療機関を受診してみて下さい。

注意した方が良い事

・長時間立ったり歩いたりする
・深くしゃがみ込む
️・重いものを持つ
・ずっと同じ脚の組み方をしたり、ずっと同じ方ばかりに片足体重でいたりする
・正座

これらのことは膝に負担のかかる動作になります。しかし運動療法のところでも記載したように、全く動かさないというのも良くありません。そのため、こういった負担の大きい動作は避けつつ痛みのない範囲で動かしてあげることが大切です。
また飲酒や喫煙は膝軟骨を作るコラーゲンに必要なビタミンCの減少などが起こってしまいます。そのため、飲酒や喫煙は控えるようにしましょう。

セルフケア

日常生活の見直し

膝関節が加齢や過度な負担によってすり減ってしまい痛みや運動制限を引き起こしてしまう疾患なため、日常生活で過度な負担が起きていないか見直すことが大切です。床に座ることや和式のトイレなど、和式の生活スタイルは膝への負担が大きくなっています。そのためそういった生活スタイルは膝の痛みがある場合避けることが望ましいです。

また、体重の増加も膝への負担を増やしてしまう要因の一つになります。体重が1kg増えると平地の歩行で膝への負担が3〜4倍、階段の昇降では膝の負担が6〜7倍に増えてしまうと言われています。そのため体重を増やしすぎないように、食生活の見直しや運動習慣の見直しが大切になります。

運動、ストレッチ

変形性膝関節症の場合、太ももの前の筋肉大腿四頭筋の強化が最優先になります。またO脚が強く膝に痛みが出ている場合、太ももの内側内転筋を鍛えることも効果的です。実際にどのようなトレーニング法が良いのかについてはご来院された際にお教えいたします!もしご自身でされる際には、しっかり調べた上で膝に負担のかからない運動を行い、痛みが出た場合はすぐに止めるようにしてください。
ストレッチに関しては、太ももの前の大腿四頭筋や太ももの後ろのハムストリングお尻の殿筋群ふくらはぎの下腿三頭筋といった膝周りの筋肉のストレッチが良いでしょう。
トレーニングとストレッチ、どちらかだけやっても筋肉の硬さの原因になってしまったり収縮力が落ちて上手く支えられなくなってしまったりしてしまう可能性があります。そのため、どちも行うのが一番良いです。

最後に

変形性膝関節症は加齢とともに起こることが多い疾患です。そのため誰にでも起こる可能性があります。また加齢が関係しているため手術をしないと良くならないと思われがちですが、保存療法でも良くなることは大いにありえます。そのため膝の痛みでお悩みでしたらぜひ一度ご相談ください!

Q&A

Q.変形性膝関節症は保存療法でも完治するんですか?

A.保存療法では完治はしません。しかし、保存療法を行うことで膝にかかっている負担を緩和することができ、症状の進行を防ぐことができます。

Q.変形性膝関節症とO脚は一緒ですか?

A. 変形性膝関節症とO脚は密接な関係にありますがイコール関係ではありません。O脚やX脚は脚の見た目からそう呼ばれているもので、特に強い痛みが出現するわけではありません。一方で変形性膝関節症はO脚などの影響で軟骨がすり減り骨の変形が生じて、最終的には強い痛みが生じてきます。そのため、O脚が進行すると変形性膝関節症になってしまう危険性があるということです。

Q.変形性膝関節症かもしれないと思った時はどこに受診しに行けば良いんですか?

A.はじめは整形外科を受診するのが良いでしょう。また早めの受診が手術せずに膝の機能を守ることにつながるため、痛みや腫れが続く場合にはお早めに受診されるようにしましょう。

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