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2026年11月02日 | お身体に関すること, 足の症状に関すること
梨状筋症候群について
こんにちは!
桜木町駅前鍼灸接骨院です!
今回は、”梨状筋症候群“についてお話しさせていただきます!
梨状筋症候群とは?
お尻の深層にある梨状筋が硬くなることによりその下を通る坐骨神経を圧迫して、痛みや痺れを引き起こす疾患をいいます。

梨状筋とは?
仙骨から大腿骨の大転子にかけて付着している筋肉で主に股関節の外旋、外転に作用しており股関節の安定を図っています。
梨状筋症候群と坐骨神経痛の違い
坐骨神経痛とは疾患名ではなく、坐骨神経が圧迫されることにより、神経の通り道に沿って痛みや痺れを引き起こす症状全般を指します。
坐骨神経は、腰から始まり骨盤内を通りお尻や太ももの後ろ、膝の下まで伸び、そこからいくつかに枝分かれをし足先まで伸びています。
そのため、坐骨神経が腰やお尻あたりで圧迫をされると、その影響が広い範囲に現れてしまうのです。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などにより坐骨神経が腰椎のあたりで圧迫をされると、腰からお尻、足にかけての広い範囲で痛みや痺れが引き起こされます。
一方で梨状筋症候群はお尻の深層にある梨状筋が坐骨神経を圧迫することにより発症するため、お尻や太ももに痛みや痺れが引き起こされます。



症状と特徴
①お尻の奥の痛み
最も代表的な症状がこのお尻の奥の痛みです。
表面ではなく、指で押しても届きにくい奥の方がズーンと痛む感じが特徴的であり、椅子に座っても10分くらいでお尻の奥が痛くなる、床に座るとお尻の片側だけ痛くなる、立ち上がる瞬間にズキッと響くなどの訴えが多いです。
特に梨状筋症候群は座る姿勢で悪化するといわれています。
②放散痛(坐骨神経に沿った痛み)
坐骨神経の走行に沿って、お尻だけでなく太ももの裏、ふくらはぎ、足先へと広がる痛みが特徴です。
足の後ろが一直線に痛い、お尻から膝裏まで重く痛む、長く歩くとふくらはぎまで違和感が下りてくるなどと訴える方が多くいます。
③痺れや感覚異常
坐骨神経を圧迫するため、ピリピリやジンジン、チクチクなどといった神経特有の症状が出ます。
痺れは痛みと同時に出る場合もありますが、痺れだけを訴える場合もあり、さらに進行すると感覚の鈍化などに繋がることもあります。
④筋力低下や足の重だるさ
坐骨神経が圧迫され続けていると筋肉に上手く力が入らなくなります。
特に太もも裏やふくはぎの筋力が低下をすると、足が鉛のように重だるく感じることがあります。
⑤時間帯による症状の変化
朝は軽くても夕方になると悪化するケースが多く、日中の活動により筋肉が疲労し、神経圧迫が強くなるためだと考えられています。
朝は平気なのに仕事終わりは歩くのも辛い、運転中より降りてからの方が辛い、夜ソファでくつろいでいると足に痺れが出るなどといった訴えが多く聞かれます。
原因
①長時間の座り姿勢による圧迫
梨状筋症候群を訴える方の中で最も多い原因がこの長時間座る生活です。
梨状筋は椅子に座った時にちょうど体重がかかる場所にあるため、坐骨神経を圧迫しやすくします。
デスクワークや車の運転、移動、ソファでだらっとした姿勢、骨盤が後傾した座り方などが長時間続くことにより、梨状筋が押しつぶされながら引き伸ばされ、血流が悪くなり、徐々に硬くなって結果的に梨状筋症候群へと繋がります。

②運動不足
梨状筋は、歩く、階段を上る、坂道を登るなどの動作や股関節の安定を図っている筋肉ですが、現代の生活では車移動が多く、階段を上ることも少なくなり梨状筋が使われない場面が増えています。
その結果として、梨状筋の血流が悪くなり、柔軟性が落ち、筋肉が硬くなるため坐骨神経を圧迫します。

③骨盤や股関節のアンバランス
片足重心の癖や内股、ガニ股、股関節の硬さがあると梨状筋の片側ばかりに負担がかかりやすくなります。
また、股関節の動きが悪いと本来他の筋肉と分担するはずの負荷を梨状筋がひとりで抱え込むため、結果的に過緊張がうまれ坐骨神経を圧迫しやすくします。

④靴の影響と歩行バランスの崩れ
見落とされがちではありますが、足元が原因となり梨状筋症候群を引き起こす場合もあります。
扁平足や外反母趾、ハイアーチ、合っていない靴などにより、上手く衝撃を吸収できなくなるとその負担が足から上へ上へと伝わっていき、梨状筋症候群を引き起こすことがあります。

⑤ストレスと自律神経の乱れ
過度なストレスや睡眠不足、疲労の蓄積などがあると交感神経が優位になり体は無意識的に緊張しやすくなります。それにより、梨状筋が緊張をし坐骨神経を圧迫することで梨状筋症候群を引き起こします。
やってはいけないNG行動
①お尻のポケットに財布やスマホを入れたまま座る
お尻のポケットに硬いものをいれて座ると、梨状筋と坐骨神経が重なる部分をピンポイントで圧迫
するため、坐骨神経に深刻なダメージを与えてしまいます。
座る際は、必ずポケットを空にして座るようにしましょう。
②痛みがあるお尻をテニスボールなどでグリグリと揉む
硬くなっているお尻をボールなどを使って過剰にグリグリとほぐす行為は、かえって坐骨神経を直接痛めてしまい、痛みや痺れを悪化させてしまうことがあるため注意が必要です。
③痛みがある状態で筋トレをする
痛みがある状態で無理に筋トレ(特にスクワット)をしたりすると炎症を起こしている梨状筋にさらに負荷が加わり、症状を悪化させる場合があります。
痛みがある場合は、”鍛える”のではなく”休ませる””緩める”ことを優先に行いましょう。
梨状筋症候群の対処とセルフケア
①ストレッチ
・膝胸抱えストレッチ
(1)両膝を軽く曲げて仰向けで寝ます
(2)片足首を反対側の膝の上に乗せ、4の形を作ります
(3)下になっている足の太ももの裏を両手で持ち、胸の方へゆっくりも引き寄せます
(4)お尻から太ももの外側が伸びているのを感じながら20〜30秒程度伸ばします

・クロスボディストレッチ
(1)両足を真っ直ぐ伸ばし、仰向けで寝ます
(2)伸ばす側の膝を曲げ、足首を反対側の膝の外側に乗せ、4の形を作ります
(3)ストレッチする足の膝を反対側の肩または床方向にゆっくりと引き寄せ、お尻から股関節の外側を伸ばす
(4)腰が浮かないようにし、肩や背中、足は床につけたまま安定させます
(5)呼吸を止めずにゆっくりと20〜30秒程度伸ばします
②生活習慣の改善
・長時間の座りっぱなしを避ける
・椅子に座る際はお尻になるべく負担がかからないようにクッションを使う
・重いものを持ち上げるなどの急な腰の運動を避ける
などを意識しましょう。
③湯船に浸かる
梨状筋症候群の痛みの根本には、筋肉の緊張と血流不足があります。そのため、お風呂にゆっくりと浸かったり、温湿布などを貼って温めておくことで血流がよくなり、神経の圧迫が和らぎます。
ただし、スポーツ直後などで急激に痛みがでた場合や熱を持っている場合には冷やしましょう。
最後に…
今回は、”梨状筋症候群“についてお話しさせていただきました!
梨状筋症候群は、日常生活を見直すことで十分に改善や予防が期待できる疾患です。
生活習慣を見直したり、ストレッチをしたりなど正しいケアを毎日コツコツと続けることが回復への近道であるため、まずは簡単にできるものから始めてみましょう。
Q&A
Q.ストレッチは毎日やっても良いですが?
A.基本的に問題はなく、むしろ毎日行った方が改善しやすくおすすめです。
ただし、痛みが強く出るほど伸ばしたりするとかえって逆効果となるため痛気持ちいいくらいの範囲で伸ばしましょう。
Q.運動はしても良いですか?
A.痛みが強く出ている時期は控えましょう。
特にランニングやスクワット、長時間の歩行は悪化しやすいため、痛みが落ち着いてきたら軽い運動から始めてみましょう。
Q.病院にいった方が良いサインはありますか?
A.痛みや痺れが強くなっている、足に力が入りづらい、数週間経っても症状が改善しない場合は、他の疾患が隠れている可能性があるため専門の医療機関への相談をおすすめします。
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