2023年01月16日 | お身体に関すること, 肩の症状に関すること

腕の上がりにくさでお悩みの方へ

皆さん、こんにちは！
桜木町駅前鍼灸接骨院です。

日常生活の中で、「腕が上がりにくい」「腕を上げると痛い」などのお悩みを感じたことがある方は多いと思います。
そういったお悩みがあると、五十肩などの疾患を想像する方もおられるかと思いますが、疾患が原因ではない場合もあります。

今回は疾患以外で肩関節の可動域制限の原因の一つとなる肩関節の可動域と肩甲骨の関係についてお話をしていきます。

肩関節について

肩関節の可動域と肩甲骨の話をする前にまず肩関節について解説をしていきます。
肩関節には狭義の肩関節と広義の肩関節があります。

狭義の肩関節は肩甲骨と上腕骨(じょうわんこつ)により構成される「肩甲上腕関節」のことを言います。
肩甲上腕関節は別名「第一肩関節」とも呼ばれます。

広義の肩関節は①肩甲上腕関節、②第二肩関節、③胸鎖関節、④肩鎖関節、⑤肩甲胸郭関節の5つを総合して肩関節と呼んでいます。

肩関節の可動域と肩甲骨について

腕を横から上げる動作を専門用語で肩関節の外転といいます。肩関節の外転は一見すると腕の骨である上腕骨だけが動いているように見えます。ですが、本当は上腕骨だけでなく肩甲骨も一緒に動いています。そして、その上腕骨と肩甲骨の動きは外転の角度に対してそれぞれが一定の比率で動いています。この一定の比率のことを肩甲上腕リズムと呼びます。
健光上腕リズムに関してもう少し詳しく言うと、外転30°以上において、肩甲上腕関節の外転の角度と肩甲骨の上方回旋の角度の比率が2：1になるというものです。
この肩甲上腕リズムが破綻してしまうと、肩関節の外転が制限され腕を上げることが難しくなることがあります。

施術方法

肩甲上腕リズムの破綻の原因には、肩周りの筋力不足や肩甲上腕関節の可動域低下、肩甲骨の可動域低下、姿勢不良による肩関節、肩甲骨のアライメント異常などがあります。

当院の施術方法として、筋力不足に対しては楽トレという電気で筋肉を鍛える機械を使用したり、家庭でできるトレーニングを指導し筋力強化を図ります。
肩甲上腕関節や肩甲骨の可動域低下、姿勢不良による肩関節や肩甲骨のアライメント異常に対しては肩甲骨はがしや矯正治療を行い改善を図ります。

今回は腕の上がりにくくなる原因として肩甲上腕リズムについてお話をしましたが、そのほかにも腕が上がりにくくなる原因はあります。
ですので、腕の上がりにくい、腕を上げると痛いなどのお悩みがある方は是非一度、桜木町駅前鍼灸接骨院にご相談ください。

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