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生理痛対策
原因や改善法を徹底解説
生理とは、一般的に思春期の初期、つまり12歳前後から始まることが多いと言われています。
生理(月経)に伴って起こる下腹部の痛みや不快な症状のことを生理痛と言い、初めての月経の際に軽い痛みを感じることもあれば、年々痛みが強くなる場合もあります。
生理痛は、体のホルモンバランスや生活習慣、さらには体質に影響を受けやすいため、その程度は個人差があります。
この記事では、生理痛の原因・症状・予防法・治療法をわかりやすく解説していきます。
生理痛の原因
生理痛の原因は大きく2つに分けられます。病気が関与している場合と、特定の病気はなく、体質や機能的な要因による場合です。
何らかの病気が関与している場合
子宮内膜症
子宮内膜症は、子宮内膜が子宮以外の場所に異常に発生する疾患です。
内膜が卵巣や卵管、場合によっては他の腹部臓器にまで広がり、月経時にその部分で出血が起こるため、強い痛みを引き起こします。特に月経痛がひどくなる傾向があり、痛みが日常生活に支障をきたすことがあります。
治療が遅れると、将来的な不妊の原因にもなり得ます。
子宮腺筋症
子宮腺筋症は、子宮内膜組織が子宮筋層に深く入り込み、異常な増殖をする病気です。
この病気により、月経時に強い痛みを感じることが多く、また月経量が増加したり、長引いたりすることもあります。慢性的な痛みや不正出血を引き起こし、場合によっては不妊の原因となることもあります。
子宮筋腫
子宮筋腫は、子宮内に良性の腫瘍ができる病気です。
筋腫は痛みを引き起こすだけでなく、月経過多や不正出血の原因にもなります。
腫瘍の位置やサイズによって症状が異なり、特に筋腫が子宮内膜に近い場合は、強い生理痛や腰痛を引き起こすことが多いです。
筋腫が大きくなると、手術が必要になる場合もあります。
骨盤内炎症性疾患(PID)
骨盤内炎症性疾患(PID)は、子宮、卵管、卵巣などの骨盤内臓器に感染が広がり、炎症を引き起こす病気です。
PIDは、細菌感染が原因で、性感染症が原因となることが多いです。感染が進行すると、強い腹痛や発熱、月経痛の悪化などが現れます。
重症化すると不妊症を引き起こすことがあるため、早期の診断と治療が重要です。
子宮奇形
子宮奇形は、先天的な異常により子宮の形状が通常と異なる状態を指します。これには、子宮が二重になっている「双角子宮」や、子宮が未発達な「子宮欠損症」などが含まれます。
これにより、生理痛がひどくなることがあり、月経の流れが滞ることや、痛みが強くなることがあります。
適切な診断と治療が必要です。
特定の病気はなく、体質や機能的な要因による場合
ホルモンバランスの乱れ
生理痛はホルモンの影響を強く受けます。特に、エストロゲンやプロゲステロンの分泌が正常でない場合、子宮の収縮が強くなり、痛みが引き起こされます。
ストレスや生活習慣の乱れもホルモンバランスに影響を与えるため、これが原因で生理痛が強くなることがあります。
子宮の位置や形状
子宮の位置や形状が通常と異なる場合(例えば、過前屈子宮など)、生理痛が強くなることがあります。子宮が正常な位置にないと、月経血の流れがスムーズでなくなり、痛みを感じやすくなります。
また、子宮の位置が変わることで、周囲の神経や筋肉に負担がかかり、腰痛や下腹部の痛みを引き起こすこともあります。
過剰なプロスタグランジンの分泌
プロスタグランジンは、子宮の収縮を引き起こす物質ですが、過剰に分泌されると、子宮の収縮が強すぎて痛みを感じることがあります。
通常の生理でもプロスタグランジンは分泌されますが、分泌量が多いと、痛みが強くなることがあります。
この過剰分泌は、体質や遺伝的要因、ストレスなどの影響を受けやすいです。
精神的・ストレス要因
精神的なストレスや不安は、ホルモンバランスに影響を与え、生理痛を悪化させる原因となることがあります。
過度のストレスが自律神経に影響を与えると、体の調子が崩れ、生理痛が強くなる場合があります。
また、ストレスによって体が緊張し、筋肉がこわばることも、痛みを悪化させる一因です。
生理痛の症状
腹部・骨盤周りの症状
下腹部痛
生理痛の代表的な症状で、下腹部に鈍い痛みやズキズキとした痛みを感じます。痛みの強さは個人差があり、軽い違和感から動けなくなるほどの痛みまで様々です。
腰痛
腰全体が重だるくなることがあります。特に長時間座っていると痛みが悪化しやすい傾向があります。
下半身のだるさ
脚が重く、動かしにくいような感覚や、全体的な倦怠感を感じることがあります。むくみや冷えを伴う場合もあります。
消化器系の症状
吐き気・食欲不振・胃痛
胃がムカムカする、食欲がわかない、みぞおち周辺に痛みを感じるなどの症状が現れます。症状が強いと食事を取るのがつらくなることもあります。
下痢
便が柔らかくなり、頻繁にトイレに行きたくなることがあります。お腹を冷やすと悪化することがあります。
神経系の症状
頭痛
こめかみや後頭部がズキズキする、頭が重たい感じがするなどの症状が出ることがあります。片頭痛のような強い痛みが出ることもあります。
めまい
立ちくらみがする、ふわふわとした感覚がある、目の前が暗くなるといった症状が出ることがあります。ひどい場合は動くのがつらくなることもあります。
感情・心理的な症状
イライラ感
些細なことに対して怒りっぽくなる、情緒が不安定になる、落ち着かない感じがするなど、気持ちが普段よりも揺らぎやすくなります。集中力が低下することもあります。
生理痛の予防方法
◇ 身体を冷やさない
月経前後は体温が変化しやすく、冷えが痛みを引き起こす原因になります。寒い季節やエアコンが効いた場所に長時間いると、下腹部や腰が冷えやすく、血流が悪くなるため痛みを感じやすくなります。
特に「下腹部」 「腰回り」を温めることを意識し、温かいお茶やショウガを使った飲み物を摂取しましょう。また、腹巻きや温熱パッドを使うことも効果的です。毎日少しでも身体を温める習慣をつけることが、予防に繋がります。冷え対策をしましょう。
◇ 軽い運動をする
生理痛の予防には、定期的な運動が効果的です。運動によって「血行」が改善され、筋肉の緊張がほぐれることで痛みを軽減できます。
特におすすめなのは、軽いウォーキングやヨガなど、リラックスしながらできる運動です。週に3回、30分程度の運動を行うことで、月経痛が軽減することが多いです。
運動をすることでエンドルフィンが分泌され、自然な鎮痛作用が得られるため、心地よい疲れを感じる程度の運動を取り入れましょう。
◇ リフレッシュをする
ストレスが溜まるとホルモンバランスが乱れ、生理痛を悪化させることがあります。生理前や月経中に感じるイライラや不安感を和らげるためには、リフレッシュが大切です。
アロマやお風呂にゆっくりつかる、また、読書や趣味の時間を過ごし、心と体をリラックスさせることが重要です。
深呼吸や瞑想も有効です。ストレスを上手に解消することで、月経痛の予防にも繋がります。
◇ 食生活を工夫する
生理痛を予防するためには、食生活の改善も大切です。特に、ホルモンバランスを整えるために必要な栄養素を意識して摂取しましょう。
カルシウムやマグネシウムは、筋肉の緊張を和らげる働きがあります。カルシウムを豊富に含む「乳製品」や「小魚」、マグネシウムを含む「ナッツ類」や「緑黄色野菜」を積極的に摂取しましょう。
また、ビタミンB群も有効で、月経前の不快感を軽減する効果があります。バランスの取れた食事を心掛け、規則正しい食生活を送りましょう。
生理痛に効くストレッチ・筋トレ
生理痛を和らげるためには、ストレッチが非常に有効です。血行を促進し、筋肉の緊張をほぐすことで痛みを軽減できます。
特に、腰回りや下腹部を優しく伸ばすストレッチが効果的です。
一方で、筋トレは生理痛がひどい時には避けたほうがよい場合があります。特に、腹圧がかかる運動や激しい動きは子宮に負担をかけ、痛みを悪化させる可能性があります。
軽い運動やストレッチを中心に行い、体調に合わせて無理せず調整しましょう。
バタフライのポーズ
バタフライポーズ(合蹠前屈のポーズ)は、股関節の柔軟性を高め、血流を促進しながら副交感神経を活性化させることで、リラックス効果が期待できます。
1. 床に座り、両足の裏を合わせます。かかとはできるだけ体に引き寄せましょう。
2. 背筋を伸ばし、膝をゆっくり上下に動かします(蝶が羽ばたくイメージ)。
3. 同時に 4秒かけて鼻から息を吸い、8秒かけて口から息を吐く 深呼吸を行います。
4. 1分間ほど繰り返し、ゆっくりと動きを止めます。
赤ちゃんのポーズ
赤ちゃんのポーズ(チャイルドポーズ)は、背中・腰・肩の緊張をほぐすことで、副交感神経を活性化させ、リラックスやストレス解消に繋がります。
1. 正座の姿勢 から、ゆっくりと上体を前に倒します。
2. 両腕を前に伸ばすか、体の横に添える ようにして、額を床につけます。
3. 4秒かけて鼻から息を吸い、8秒かけて口から息を吐く 深呼吸を行います。
4. この状態を 30秒〜1分間キープ し、ゆっくりと起き上がります。
生理痛の治療法
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◇ 生活習慣の改善
生理痛を和らげるためには、体を冷やさないことが大切です。
湯船に浸かる、カイロや腹巻きを使うなどして温めると血流が良くなります。また、軽い運動(ストレッチやウォーキング)も血行を促進し、痛みの軽減につながります。
食生活では鉄分・マグネシウム・ビタミンB群を意識的に摂取し、バランスの取れた食事を心がけましょう。
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◇ 薬物療法
生理痛の軽減には、鎮痛剤(NSAIDs)が有効です。市販のイブプロフェンやロキソプロフェンは、痛みの原因となる「プロスタグランジン」の分泌を抑えます。
生理開始時に服用することで、より効果的に痛みを抑えられます。低用量ピルはホルモンバランスを整え、排卵を抑えることで痛みを軽減します。漢方薬も体質に応じて効果が期待できるため、症状に合わせて選びましょう。
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◇ 医療機関での治療
痛みが強く、日常生活に支障が出る場合は、婦人科を受診しましょう。
病院では、超音波検査やホルモン検査を行い、適切な治療を提案してもらえます。
自己判断で我慢せず、専門医に相談することが大切です。早めの受診で、生理痛の根本的な改善につながる可能性があります。
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◇ 当院での治療① 骨格矯正
骨盤の位置異常があることで子宮の位置が正しい位置にないので、生理痛を起こしやすくなります。また、背骨は自律神経の調整をする役割もあるので背骨がズレ自律神経が乱れることにより生理痛が増すこともあります。
詳しくはこちら
当院の骨格矯正は、骨盤の歪みや背骨のズレを調整することにより生理痛の軽減を図ります。
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生理痛は、身体的な不快感や日常生活に支障をきたすことがあります。
「下腹部の痛みがつらい」「腰が痛くて動けない」「頭痛がひどくて仕事に集中できない」などの症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、当院でのサポートをぜひご利用ください。
体調を整えることで、生理痛の緩和に繋がるかもしれません。
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